
ハレトケトの由来。
令和元日。
新たな門出ということで、改めて、店名であるハレトケトの由来をご説明してみようと思います。
ご来店いただくほぼすべてのお客様に、お店の名前はどういう意味ですか、とご質問をいただくのです😅
日本の民俗学の創始者である、柳田國男氏が提唱した『ハレとケ』という言葉にちなんで名付けました。
『ハレとケ』とは日本人が古来から持っている世界観の一つだそうです。
ハレの日とは晴れ舞台や晴れ着などが意味するように、お祭りや行事などの特別な日、非日常。
ケの日は普段の生活、日常の意です。
『ハレとケ』とは、どちらも人が生きていくうえでは大切なことですよ、という意味です。
ケの日ばかりでは日常が単調になり、気が滅入ってきたり、退屈に感じてしまいますよね。
逆に、ハレの日ばかりだと、毎日お祭り騒ぎで疲れてしまいますし、一つ一つのイベント事を楽しむことができません。
人が心地よく生きていくには、ハレとケのバランスが大切なのです。
そして、淡々と過ぎていく日常には、時として特別な何かが必要です。
当店のローチョコレートは、
ハレの日にもケの日にも合うチョコレート
ケの日をハレの日に変えるチョコレート
ハレの日にも、ケの日にも、つまり、その人の人生そのものに寄り添えるようなローチョコレートであれば、と思っています。
店名の『ハレトケト』 は、『ハレとケと(チョコレート)』という具合に、実は後ろに『チョコレート』という言葉が隠れているのです。
巷には様々なチョコレートが存在します。
苦かったり、甘かったり。
果物の味がしたり、こってり、どっしりとした味だったり。
当店のローチョコレートは、どんな状況であれ、どんな気分であれ、すっと手が伸びて気軽に食べられる味を意識してお作りしています。
一般的なショコラトリーと比べると煌びやかさはないかもしれません。
しかし、当店のローチョコレートには、人々の心と体を癒し、ハツラツとした人生を送るためのお手伝いができると信じています。
なぜなら、ローチョコレートの材料であるカカオの成分には、そのような効果があると言われているのです。