お菓子に何を求めますか? ロースイーツと市販のお菓子の違い。
お菓子に何を求めますか?
甘いお菓子。可愛いお菓子。美味しいお菓子。
ただ甘いだけ?ただ可愛いだけ?ただ美味しいだけ?
<目次>
市販のお菓子とロースーツ
お菓子の栄養素
ロースイーツを食べる意義
ロースイーツと酵素
食材そのもののクオリティ
植物が色鮮やかなのには、理由があります。
現代の食材たち
プラーナという考え方
市販のお菓子とロースーツ
一般的なお菓子は主に、小麦粉・バター・卵・白砂糖を混ぜ合わせて焼いて作られます。
対して、ロースイーツは生(Raw・ロー)の植物を冷やし固めてできた焼かないお菓子です。
主にカシューナッツなどのナッツ、ココナッツオイル、メープルシロップなどの未精製の甘味料を使用します。
レシピによってはオイルを使用しなかったり、甘みは生の果物やドライフルーツのみだったり。
一般的な市販のお菓子とは、材料も作り方も大きく異なります。
お菓子の栄養素
栄養素を見てみると、市販の焼いたお菓子は主に、糖質と脂質と少しのタンパク質でできています。
そしてごく僅かのミネラルやビタミン。
ロースイーツは糖質や脂質以外に、多くの種類のタンパク質(アミノ酸)・
焼いて膨らませる市販のケーキなどとは異なり、ロースイーツは体積分の材料が必要となります。
なので一切れあたりのグラムは市販のお菓子と比べて重たく、種類によってはカロリーや糖質・脂質などは大差ない場合もあります。
ロースイーツを食べる意義
しかし、ロースイーツの大きなメリットは、カロリーや糖質が低いとか高いとかいう点ではありません。
三大栄養素と言われる糖質・脂質・タンパク質以外の栄養素が豊富なことと、酵素が含まれているということが、最大のポイントなのです。
それらの栄養素は、三大栄養素が円滑に体内に吸収され活用されるようサポートする働きがあります。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際に役立ち、B2はタンパク質、B6は脂質に対応しています。
マグネシウムは代謝などに必要な酵素を補う、補酵素としての働きもあります。
また、ビタミンEやポリフェノールなどは抗酸化物質として、体の細胞を日光や食べ物に含まれる有害物質などから守り、老化を防いでくれる働きがあります。
このように、使用する食材によって様々な代謝に関わる栄養素や、内臓の状態を整えたり強化したりする栄養素などを、ロースイーツを通して摂取できます。
ロースイーツと酵素
特にロースイーツは、酵素の有無に大きく着目した食べ物です。
酵素は、植物でも動物でも生きた物体にしか含まれていません。
酵素には体内で生産される消化酵素と代謝酵素、そして食べ物に含まれる食物酵素があります。
人間がー日のうちで生産できる酵素の量は一定ですので、一度にたくさん食べ物を食べたからと言って、使用できる酵素の量には限りがあります。
お肉や加工品など、消化に負担のかかる食べ物を食べると、消化までに時間がかかり、消化器官が疲弊します。
しかし、野菜や果物などの生の植物を中心とした食生活では、植物たちの持つ食物酵素が消化を助けてくれるそうです。
体の疲労を軽減することに繋がり、代謝酵素による体のメンテナンス(細胞の修復や入れ替え)が円滑に行われると言われています。
食材そのもののクオリティ
使用している食材も、市販のお菓子は白い小麦粉や白砂糖やブドウ糖果糖など、精製された食材がほとんどです。
また油も、工業用の溶解剤を使用して抽出された植物油であったり、食べるプラスチックと言われているマーガリンやショートニングが使われていたりします。
白砂糖などの精製された食品や動物性の食品は炎症を促進させる働きがあるため、腸管を荒らし、体の抵抗力を低下させ、アレルギーの悪化や免疫力の低下を引き起こします。
またほとんどの食べ物には着色料が使用されています。
日本で使用される着色料の8割を占めるカラメル色素は、亜硫酸やアンモニウム化合物によって化学反応を起こして作られます。
カレーやお漬物、チョコレート、焼き菓子、清涼飲料水など、あらゆるものに含まれています。
昔ながらの砂糖を煮詰めて作る作り方は、町の小さなお店さんや、こだわったお店さんくらいしか行っていないようです。
安全であると認められているとはいえ、使用基準が設けられていますし、そもそも、普通に作るとチョコレートは焦げ茶になりますし、カレーも茶色になります。
焼き菓子も焼き色がついて茶色になりますし、本来であれば色をつける必要がありません。
ずっと綺麗な色を保つためだとか、カカオは高いから量を減らして着色料を加えようだとか、そんなコスト意識から生まれた発想なのだそうです。
対して、ロースイーツは、もともと健康食品という観点から生まれた食べ物ですので、基本的にはオーガニック食材を中心として、天然の植物に大きく手を加えずに使用して作ります。
下のケーキはウコン・ドラゴンフルーツ・ビーツ・スピルリナを乾燥させて粉状にした、天然の粉で色付けました。
自然の色も、こんなに色鮮やかなのです。
植物が色鮮やかなのには、理由があります。
種の保存のために、虫や鳥たちの目印として植物は様々な色味を持っている、というのは理由の一つです。
植物の持つ色(色素)は、外敵から身を守るための防御機能なのです。
植物たちは自ら移動することができないので、周辺環境に大きく左右されます。
紫外線や、大気汚染、水質汚濁、寒冷、そして葉や木の実を食べてしまう虫や鳥たち、人間。
足を持たない植物たちは、それらを甘んじて受け入れるしかないのですが、彼らは対抗策を持っています。
強い色で相手に警戒心を抱かせたり、青臭いにおいや渋み・苦みで相手を遠ざけようとします。
色素・味・匂いなどのその植物を特徴づける物質は、ファイトケミカルと呼ばれる、近年注目の栄養素です。
発見されているだけで、1万種類以上にも上ります。
それらは抗酸化物物質であることが研究でわかっており、ビタミン・ミネラルなどの栄養素の働きを円滑にしてくれる働きもあるそうです。
ポリフェノール・カテキン・カロテンなどがファイトケミカルに当たります。
植物たちの生命の根源である光合成の場・葉緑体にはクロロフィルという緑色の色素が含まれていて、その色素(葉緑素)によって光合成が行われ、生命活動が維持できるのです。
このように、自然界で植物が持つ色味や味は、人間を楽しませるものではなく、生命力の塊・栄養の宝庫なのです。
現代の食材たち
精製された食品は、“不純物”を取り除いた食品ですので、砂糖は甘く、小麦粉は白く扱いやすくなり、雑味がなくなり、それぞれの目的(甘味の添加、お菓子の成形)を果たすのにはちょうど良いかもしれません。
しかし、その“不純物”にビタミンやミネラル・ファイトケミカルが含まれているのです。
現代のお菓子は、農薬や添加物などの体にとって毒素となる物質が多く含まれ、ビタミンやミネラルやファイトケミカル・酵素など、毒素を無毒化しようとしてくれる物質が極端に少なくなっています。
特に、空気や水や土壌が様々な物質で汚染されてしまっている現代においては、野菜や果物・穀物そのものが持つ栄養素は昔と比べると減少傾向にあるようです。
現代の食生活は三大栄養素(特に脂質と糖質)が過多になりがちですので、昔の人以上に積極的にその他の栄養素を取り入れる必要があります。
プラーナという考え方
プラーナという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
サンスクリット語で呼吸とか息吹を意味しているそうです。
日本でいうところの“気”に当たります。
インド哲学における、人間の構成要素の一つであり、人の生命力に大きく関わる生命エネルギーのことをプラーナと言います。
宇宙のエネルギーとも言われています。
仙人のようにご飯を全くあるいはほとんど食べない不食の人々は、このプラーナを食事の代わりに取ることで生きるためのエネルギーを得ているそうです。
生命力は別の生命力によってのみ増強されると言われています。
なので、生命力の強い食べ物を食べることで、自身の体調を整えることができると考えられます。
プラーナが多い食べ物は、新鮮な野菜や果物、ナッツ類、未精製の穀類などです。
動物の肉や加工工程の多いファストフードなどは死んでいるため、プラーナは含まれず、逆にプラーナを消耗するとも言われています。
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